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■第563回支部講演会

 日時:2015年12月21日(月曜日) 16:00〜17:00
場所:北海道大学理学部2号館5階 507号室
演者:鈴木賢一 博士(広島大学大学院・理学研究科・ゲノム編集研究拠点 特任准教授)
演題:ゲノム編集技術を用いた両生類のポストゲノム研究

講演要旨
 
次世代シークエンス技術とゲノム編集技術の登場により、生命科学研究は新たな局面を迎えている。特にモデル動物を扱った研究は、これら新技術を用いて「より深い」研究へと展開されつつある。私が研究に用いているアフリカツメガエル(Xenopus laevis)は、古くから基礎生物学研究に用いられているモデル動物の一つである。その近縁種であるネッタイツメガエル(Xenopus tropicalis)は二倍体で性成熟が早い特徴を持ち、新しいモデル動物として欧米で急速に普及し始めている。これら二つのカエルはゲノム解読が終了しており、それぞれの生物学的特性を生かしたポストゲノム研究は大きな可能性を秘めている。
 私は両生類が持つユニークな生命現象である変態や再生現象を解明するため、ゲノム編集技術を中心に様々な手法を用いて研究を行っている。本セミナーでは現在進行形の研究例も含めて、これまで得られている変態・再生研究の知見、ゲノム編集技術に関する有用な情報、および両生類のポストゲノム研究についての話題を提供し議論する予定である。
 
連絡先 福井彰雅 (北海道大学大学院・先端生命科学研究院 afukui@sci.hokudai.ac.jp)
 
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