平成19年度第2回総会議事録
日時: 9月21日(金) 15:05〜16:00
場所: 弘前文化センター
出席: 会員1338名(含委任状)、会長、副会長、庶務担当理事(庶務幹事)、会計担当理事(会計幹事)、事務局長
開会 大島範子庶務幹事により定款第26条に基づく定足数を満たしていることが報告された。佐藤矩行会長により平成19年度第2回総会の開会宣言が行われた。総会の議長に菊池英明大会準備委員(弘前大学)が推薦され承認された。菊池会員の挨拶があった。
議事録署名人の選出 議長より、議事録署名人として大島庶務幹事と稲葉一男会計幹事が推薦され承認された。
会長挨拶 佐藤会長の挨拶が行われた。第78回学会大会委員長挨拶 石黒誠一大会長(弘前大学)の挨拶が行われた。次期大会長挨拶 横張文男次期大会長(福岡大学)の挨拶が行われた。
報告事項
1. 会長報告
佐藤会長より第78回学会大会準備委員会および関係各位に謝意が表明され、続いて以下の内容が報告された。
1) 本年度の第3回理事会および第2回評議員会では、平成5年の社団法人化以来の学会体制の見直しを行ない、総会の前段階の決定機構を理事会に一本化する、すなわち平成21年度から評議員会を廃止する方向が決まったので、本総会ではそれに関連する定款改正をお諮りしたい。
2) 会の学生会員数は約700人で、学生会員が多いのが特徴である。学生会員には、今後も学会員として継続して活動していただきたいと希望する。
3) 来年度から若手研究者国際会議出席補助金制度を一部変更して、1年に2回募集する。江上基金・安増基金(2008年で終了) 4?9月開催学会に対応・2月募集、3月決定;川口基金 10?3月開催学会に対応・8月募集、9月決定
4) 学会運営は会費で賄われているので、会費の納入をお願いしたい。また、総会への積極的参加をお願いしたい。
5) 執筆者の方々のご協力により、『21世紀の動物科学』を出版できた。
6) 来年度はZoological Science の出版・配付の仕方、会費の見直しも含めて、本学会の会計全般について検討したい。
7) 科研費への申請を積極的に行なっていただきたい。基盤Cの採択率が30%程度に上がる見込み。
8) 動物学会のさらなる発展に向けた意見を募りたい。Zoological Science に良い論文を投稿していただきたい。
9) 生物科学ニュースの改善を検討していく。
2. ZS編集主幹報告
岡良隆ZS編集主幹より、ZSのIFが1.24に飛躍しアジアのleading journal としての地位を築きつつあること、しかし、採択から印刷までの時間が現在5ヵ月を要しており、改善の努力をしなければならないこと、等が報告された。
審議事項
第一号議案 平成19年度補正予算について
稲葉会計幹事より、今年度から支部の収支も本部収支に合算しなければならなくなったこと、日本学術振興会(JSPS)からの学術誌刊行補助金が昨年度より大幅に減額されたことを受け、さらに会費納入の現状に照らして、補正予算を組んだこと、などが説明された。補正予算案は原案どおり承認された。
第二号議案 平成20年度 事業計画について
大島庶務理事より以下の平成20年度事業計画案が説明された。
1.学術集会の開催
1) 第79回学会大会(福岡大学)
2.全国7支部による支部大会およびシンポジウムの開催
3.学会誌などの刊行およびデータベース構築
1) Zoological Science 第25 巻,生物科学ニュースの発行
2) UniBio Pressからの販売促進
3) データベース構築
4.動物学研究業績の表彰と研究の奨励
1) 日本動物学会賞・奨励賞
2) Zoological Science Award
3) 藤井賞
4) 日本動物学会OM賞
5) 若手研究者国際会議出席補助金(江上基金・安増基金・川口基金)
5.生物科学学会連合の事業推進
(「生物科学ニュース」の今後のあり方の検討を含めて)
6.動物学の普及活動
1) 国際生物学オリンピック支援など
これらは提出議案どおり承認された。
第三号議案 平成20年度予算案について
稲葉会計幹事より平成20年度予算の提案があり、収入については、会費納入率の大幅な改善、JSPS学術誌刊行補助金のさらなる減額を見込んでいること、ほぼ例年通りの支出を考えていること、などの説明があった。これは原案通り了承された。
第4号議案 名誉会員の推薦について
佐藤会長より、岡田益吉会員、日高敏隆会員、星元紀会員、森脇和郎会員、山口恒夫会員を名誉会員に推薦したいとの提案があり、推薦理由が述べられた。原案どおり承認された。
第五号議案 定款・細則の一部改正について
佐藤会長より、理事会・評議員会において「評議員会」の廃止を議決し、総会に諮ることが決定されたのを受けて、平成21年より「評議員会」を廃止し、それに伴い、定款ならびに細則から「評議員会」に関する記述を削除することが提案された。従来どおり各支部選出の「評議員」とその役割は残すこと、評議員の中から理事を選任し、そのことを定款に明文化すること、さらに文部科学省からの指摘に従い改正しなければならない箇所、等についても説明された。質疑応答の後、原案どおり了承された。
第六号議案 その他
なし
以上、定款30条の規定により、議長及び議事録署名人により以上の議事を認め署名する。
平成19年9月21日
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