将来計画委員会では、動物学会に所属する大学院生やポスドクの研究者の現状とその問題点を把握するために、以下のアンケート調査を行うことにしました。ご協力のほど、宜しくお願いいたします。アンケート記入後、末尾の[送る]のボタンを押して頂くと、内容が送信されます。なお、このアンケートに関するご意見は、将来計画委員会ポスドクアンケート担当、久冨修までお願いいたします。
物質的資源の乏しい日本では、将来、科学技術により国を支えていく必要があると考えらています(科学技術創造立国)。当然、大学では基礎研究に力を注いでいく必要があると考えられるわけですが、現状では、小子化による大学規模の縮小・国立大学の独立行政法人化など、先行きに対するいくつもの不安を抱えています。ポスドク1万人計画や大学院重点化により、ポスドクや大学院の院生数は今後さらに増加すると予測されています。例えば、平成9年度の大学院博士課程在学者数は約52千人ですが、平成22年度には約82千人になると予想されています(人数の推定は文部省のホームページより引用)。その一方で
、大学の教員数は削減される(場合によっては10から20%という試算もある)と予想されています。予算・研究スペースなどが現状のままだとすると、ポスドクや大学院生の研究環境は現在よりもさらに悪化することになります。Nature誌にも、将来の約束なくポスドクを増やしているとの批判と、日本の研究環境の問題点が記載されています(Vol.
403, p4とp7, 2000年)。
そこで将来計画委員会では、動物学会に所属する大学院生やポスドクの研究者の現状とその問題点を把握するためにアンケート調査を行うことにしました。このアンケートの結果は、学会のホームページなどで公開することにより、会員の皆様にフィードバックしようと考えています。ご回答いただいたデータを他の目的に使用することは致しませんので、ありのままをお答え頂ければ幸いです。ご協力をお願いいたします。