Update:Oct 22,1999
公開シンポジウム
「21世紀の自然科学教育はいかにあるべきか?
−学校(大学を含む)における科学教育は何を目指すか?−」
まもなく私達は新しい世紀を迎えます。しかしこの世紀の分岐点にあって日本の教育には二つの相異なる方向ベクトルが働いているように見えます。(数学を含めた)自然科学・科学技術の発展・普及はそれについてのより広範な知識・理解を人々に求めていますが、日本人の数学・理科に対する関心・理解は世界の最低レベルにあり、しかも悪化の一途です。また政府は「教育改革」の中で(自然科学系諸学会等の「学力低下」を懸念する声にも関わらず)「ゆとり」教育を実現するため、学習内容の大幅な削減を行おうとする一方で、「科学技術創造立国」政策を推し進めようとしています。これらの矛盾を解決し、日本の自然科学教育(数学・理科教育)を望ましい方向へと向けることは果たして可能なのでしょうか?
私達理数系諸学会は、その会員の多くが大学・大学院等での教育・研究に携わるとともに、文化としての学問を担う者達の集まりとして、初等中等教育、特に科学教育の問題にも深い関心を持ち、この研究集会を企画しました。講師としては、関連するできるだけ広い分野から、それぞれの場で指導的立場にある方々にお願い致しました。建設的な議論の中で、上記の困難な問題を解決する糸口を見出す機会としたいと願っています。
関心をお持ちの方々が是非多数御参加下さいますようお願い申し上げます。
開催日: 2000年2月6日(日)
開催時間:10:00〜17:30(開場:9:30)
開催場所:東京大学(駒場)大学院数理科学研究科棟大講義室
京王井の頭線駒場東大前駅下車
プログラム
10:00〜10:50 上野 健爾氏 (京都大学大学院理学研究科教授・総合学習学会会長)
総合学習と科学教育
11:00〜11:50 柴田 義松氏 (東京大学名誉教授・前日本カリキュラム学会代表理事)
学力とは何か?
<昼食休憩>
13:30〜14:10 舘 糾氏 (鐘淵化学相談役)
産業人として理科教育に望むもの
14:15〜14:55 高木靱生氏(日本経済新聞社科学技術部長)
科学記者からみた日本社会と自然科学教育
15:00〜15:40 寺脇 研氏(文部省大臣官房政策課長)
「ゆとり」の中でいかに科学教育の水準を保つか?
16:00〜17:30 パネル・ディスカッション
パネラー:午後の講演者3名
コメンテーター:数学・物理学・化学・生物各系から1名ずつ
(後者のコメントおよびそれに対するパネラーの応答・会場からの意見・質疑応答)
司会:浪川 幸彦(名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授)
参加費:無料
○日曜日のため、生協その他学内および学外近郊の食堂は殆ど閉店しています。 昼食は前もって御用意下さい。
主催:理数系学会教育問題連絡会
参加学会:
[数学系] 日本応用数理学会・(社)日本数学会・(社)日本数学教育学会
[物理学系](社)応用物理学会・(社)日本物理学会・日本物理教育学会
[化学系](社)日本化学会・日本化学会化学教育協議会
[生物系] 生物科学学会連合・(社)日本植物学会・(社)日本動物学会
共催:教科「理科」関連学会協議会・高等教育フォーラム・教育問題連絡会参加学会(申請中)
連絡・問い合わせ先:浪川 幸彦
郵便:〒464-8602 名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院多元数理科学研究科
Tel & Fax:052-789-4746
E-mail address:namikawa@math.nagoya-u.ac.jp
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