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 平成18年
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■ 日本動物学会関東支部第58回大会 動物学ひろば−実験動物 動物園−を終えて
萱場うい子(首都大学東京大学院理学研究科生物科学専攻)

今回の動物学ひろばでは、私たち首都大学東京(東京都立大学)の大学院生が中心となって「実験動物 動物園」を企画させていただきました。本企画では研究材料を動物園のようなイメージで展示し、併せて研究内容をわかりやすく紹介しました。
 理科離れが問題となる今日、私は以前から小学生から高校生までの子供たちを含め、一般の方々に科学や生物学に情報を公開し興味を持ってもらうことの重要性を感じてきました。そして生物学に興味を持ってもらうにはまず、生物に親しむことが重要と考え、実際に動物を見てもらいたいと思ったのがこの企画の始まりでした。
 動物提供から解説用原稿の準備までたくさんの方にご協力をいただき、20種以上の動物の展示ができました。当日、来場者の方々は子供から大人まで動物たちに興味深々といった様子で、研究者(私たち大学院生も含め)の解説を熱心に聞いてくださいました。参加者のみなさま(約300人)には本企画の趣旨を理解していただけたことと思い、生物学に興味を持つ人が増えてくれればと願う次第です。
 今回の企画では、一つの企画を実行するための様々な準備、自分の研究をわかりやすく発信するということを経験し、私たち自身の勉強にもなりました。その場を提供してくださった動物学会関東支部のみなさまにお礼申し上げます。また、動物を提供してくださったみなさまにもこの場をお借りしてお礼申し上げます。

プログラム
<動物学ひろば>
 「バーチャル自然観察会」(東大・三崎臨海実験所)
 「館山の海の生き物」(お茶大・湾岸生物教育研究センター)
 「イトマキヒトデのタッチングプール」(お茶大・人間文化研究科)
 「ウニ発生ビデオ上映」(お茶大・理・生物)

<P id=Ma1-1><実験動物 動物園>
展示動物:アメフラシ・ショウジョウバエ・ニワトリ胚・マウス等13種(首都大(都立大))・フジツボ(付着生物学会)・ヌカエビ・アカヒレ(日本エヌ・ユー・エス株式会社)・ワモンゴキブリ(九州大)・バフンウニ(お茶大・湾岸生物教育研究センター)・ナメクジウオ(東大・海洋研)・メダカの仲間(東大)・アカハライモリ等両生類4種(奈良県立医科大、大内一夫)・ウシガエル(松本歯科大)・キンカチョウ(理化学研究所)
  支援:「異分野経験を核とする独創的思考回路の構築」
     (文部科学省 補助事業「魅力ある大学院教育」イニシアティブ)



■ 日本動物学会関東支部第58回大会を終えて
大会委員長 根本心一(お茶の水女子大学理学部生物学教室)

日本動物学会関東支部大会第58回大会は、お茶の水女子大で、2006年3月19日(日)、9時55分から17時25分の日程で行われました。お茶の水女子大で関東支部大会が開催されるのは1996年以来10年ぶりのことです。心配していた雨も朝方にはあがり、交通の便が良いこともあったのでしょうか、日曜日にもかかわらず、参加者181名、発表演題数54題(口頭講演14題、ポスター講演40題)と例年の大会に劣らないものでした。
 幹事の服田会員を中心に発表形態の検討を始めた当初は、ポスター賞の選出のためと会場運営の手間から、全てポスター形式とする案が有力でしたが、口頭発表を望む意見も強く、最終的にはポスターと口頭発表の2本立てになりました。参加者がどちらの講演にも参加できるよう、午前と午後に分けて口頭発表を、その間にポスターセッションを配置しました。参加者181名のうち学生の参加者は108名で、卒業研究の学生さんの発表も含め主として若い方達の、分子から個体レベルまで、多様な発表を一つの会場で聞くことができ、熱心な質疑応答が繰り広げられました。高校生発表は、「スーパーサイエンスハイスクール」の発表会と重なったとのことでしたが、2校の参加がありました。ベストポスター賞(学生発表限定)の選定は支部役員の方々にお願いし、一般発表は3件、高校生発表1校が選ばれ、賞状と副賞(タコノマクラなどのウニ殻各種詰め合わせ)が贈られました。
 一般公開企画として、「動物学ひろば」(13時-17時)を開催しました。通常ブース4件と「実験動物動物園」16件の出展がありました。「実験動物動物園」は、首都大学東京の黒川会員と院生の萱場さんほか、首都大学の方々の企画によるものです。一般からの来場者は150名以上と聞いていますが、30種ほどの実験動物や映像が展示され、むせ返るような熱気に包まれて盛況でした。実験動物や研究に対する興味を誘い理解を深めて頂くための良い催しになったと思います(詳細は、萱場・黒川会員の記事をご覧下さい)。
 参加頂いた方々をはじめ、関係者の方々のご協力により、支部大会を終えることができました。また、私たち準備に関わったメンバーにとっても大変充実した1日になりました。お世話になった方々に心より感謝いたします。
 
■ 2005年度 第58回関東支部大会について
 
本年度の関東支部大会は,お茶の水女子大学にて行います。詳細は,日本動物学会関東支部第58回大会ホームページに随時掲載いたします。
http://plaza.umin.ac.jp/~gc-ocha/zsk2006/

また,関東支部メーリングリストでもお伝えする予定です。  開催日は3月19日(日)です。今回はポスター発表と口演発表の2本立てです。連名発表者のうちどなたかお一人でも当学会会員であれば発表できます。会員各位のご研究はもちろんのこと,この春に大学・大学院を修了する学生の皆様に,ぜひ卒業研究や修士研究を発表していただきたく存じます。

 高校生のポスター発表も受付けています。こちらは当学会員でなくても発表できます。高校生の研究発表には,全グループに奨励賞を,また研究内容ならびにプレゼンテーションが優秀な高校生ポスターには,ベストポスター賞の進呈を企画しています。こちらも奮ってご参加ください。

 今回は一般公開企画として「動物学ひろば」を開催します。つくば大会と同様,実験・研究の対象とされている動物を,研究概要とともに紹介していただくものです。できるかぎり実物を展示していただけますようお願いします。

■ 日時: 平成18年3月19日(日)

■ プログラム(予定):

 9:00〜  発表受付
 9:30〜12:00  口演発表
 12:00〜13:00  総会
 13:00〜15:00  ポスター発表
 15:00〜17:30  口演発表
 13:00〜17:00  動物学ひろば

なお,懇親会は行いません。喫茶コーナーを設けますので,こちらでご歓談ください。

■ 会場:お茶の水女子大学 共通講義棟1号館(東京都文京区大塚2-1-1)
東京メトロ丸の内線「茗荷谷」徒歩7分・有楽町線「護国寺」徒歩8分

■ 参加・発表申込締切: 平成18年2月19日(日)
支部大会ホームページの大会参加申込・演題登録フォームより,それぞれお申込みください。インターネット環境がご利用になれない方は,下記までご連絡下さい。 

■ 参加費:
一般1000円,大学生・院生500円,高校生無料

■ 大会準備委員会事務局:
 〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1 
 お茶の水女子大学理学部生物学科 根本研究室 日本動物学会関東支部大会準備委員会
 FAX:03-5978-5369
 E-mail:
zsk2006@cc.ocha.ac.jp
 TEL:03-5978-5369(根本心一)・03-5978-5579(服田昌之)


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