平成24年度(2012)動物学教育賞

公益社団法人 日本動物学会会員 各位

動物学教育賞選考委員会(○竹井祥郎、松島俊也、高橋孝行、浅見崇比呂、長濱嘉孝 ○は委員長)は、6月30日(土)に動物学会事務局で会議を開催し、東京大学大学院 松田良一会員を平成24年度動物学教育賞の受賞候補者として、理事会に推薦をしました。その結果、理事会は、理事20名の満場一致で、松田良一会員の動物学教育賞の受賞を決定いたしました。

受賞最終候補者氏名・所属・職
松田 良一(まつだ りょういち)・東京大学大学院総合文化研究科・教授

選考対象となる活動の名称:「高校生等、若い次世代への動物学の啓蒙活動」

本年度は 3 件の応募があった。長濱会長および 4 名の委員(浅見、高橋、松島、竹井)は、2012 年 6 月 30 日(土)に文京区本郷の日本動物学会本部にて選考委員会を開催した。ま ず、今回推薦があった 3 名が、教育賞の受賞資格である 3 つの基準の 1 つ以上を満たして いることを確認したうえで選考に入った。各候補者はそれぞれ異なる基準のもとで動物学 の普及に大きく貢献していたため選考は難航したが、慎重に審議した結果全員一致で松田 良一氏を最終候補者として推すこととした。

受賞理由:松田良一氏は、動物学の教育と普及に関して次の活動を精力的に行ってきた。(1) 国際生物学オリンピックにおいて、2006 年より日本委員会コーディネーターとして参加し、 選手の教育に積極的に取り組むと共に、海外派遣に同行して夜を徹して試験問題の翻訳を 行うなど、我が国の生物学オリンピックを裏方で支える支援を長く続けてきた。その結果、 日本選手の金メダルの獲得に大きく貢献した。(2)2002 年より東京大学教養学部で「高校 生のための土曜特別講座」を自主的に開催した。これは大学人が発意して高校生の学習意 欲を高める「高大連携」の実践例として、高校教育と大学教育双方に多大な影響を与えた。 (3)1998 年から理数系学会教育問題連絡会に日本動物学会から委員として出席し、2003年度からは日本動物学会の教育担当理事として教育問題に取り組むことにより、文部科学 省に「ゆとり教育」見直しの要望書を提出した。その結果、前倒しで見直しが行われるこ とになり、生物学教育が大きく改善された。(4)1993 年より東京都生物教員研究会のメン バーと密接な連絡を取り、駒場で行っている実習を高校教員に公開して教員再教育を実施 するなど大学人として高校教育のレベルアップに貢献してきた。このように、松田氏の活 動は第 1 回受賞者である畑正憲氏の活動のように広く一般には知られていないが、地道に 動物学の教育・啓蒙に長年にわたり貢献している。

選考委員会からのコメント:本年度の推薦(応募)者は、昨年度の 7 件から 3 件に減少し た。公益社団法人となった日本動物学会において唯一の非会員も対象とする賞として、次 年度には非会員や外国人を含むより多くの候補者を全国の会員に推薦していただきたい。 特に、地域社会において長年にわたり小・中・高校生や社会人を対象とした教育活動を地 道に続けている人を、各支部の会員から多数推薦していただきたい。

Related post

  1. 平成23年度(2011)動物学教育賞
  2. 平成29(2017)年度動物学教育賞
  3. 平成28年度(2016) 動物学教育賞
  4. 平成26年度(2014) 動物学教育賞
  5. 平成27年度(2015)動物学教育賞
  6. 平成25年度(2013)動物学教育賞
  7. 平成30(2018)年度 動物学教育賞

お知らせのカテゴリ一覧

月別アーカイブ

最新のお知らせ

寄付のお願い

日本動物学会第97回大会

PAGE TOP