【ご案内】2025年5月17日開催 沖縄公開シンポジウム(日本動物学会九州支部)

日本動物学会 九州支部会員 各位

平素より支部活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、沖縄にて開催予定の公開シンポジウムについて、下記の通りご案内申し上げます。
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開催日:2025年5月17日(土)
会場:沖縄大学 本館 同窓会館・玄関ホール
公開シンポジウム 15:40~17:40

「沖縄島の中南部の自然の過去・現在・これから」
コンビナー:富永 篤(琉球大・教育)

沖縄島北部のやんばる地域は国立公園や世界自然遺産に指定ないし登録され、国内外で貴重な自然環境が残る地域として注目されている。一方で、沖縄島中南部の自然についても、そこに生息・生育する生物の研究の進展に伴い、やんばるとは異なる特徴を持つ独特の自然環境が残されていることが明らかとなり、注目されつつある。しかし、大都市の那覇やその周辺都市に近い沖縄島中南部では、これまで細々と残されてきた自然環境が、さまざまな開発により破壊されつつある。また、新たな外来種の侵入によって一部の希少野生動植物が減少するなど、多くの在来生物の地域個体群が絶滅の危機に瀕している。
このシンポジウムでは、そうした沖縄島中南部に残された自然環境に生息・生育する在来生物の状況を識者に紹介していただく。また、ネイチャーポジティブ(自然再興)や30by30目標、自然共生サイトなどをキーワードに、沖縄奄美自然環境事務所からは生物多様性保全をめぐる昨今の全国的な潮流について紹介していただく。そのうえで、沖縄で生物に関わる私たちが、この沖縄島中南部の自然環境や野生動植物の保全のために何ができるのか、議論し、意見交換して、今後の取り組みにつなげたい。

S01:沖縄島中南部の洞くつ性小型コウモリの現状
田村常雄(NPO法人沖縄鍾乳洞協会)

S02:沖縄中南部の節足動物の特徴
佐々木健志(琉球大・風樹館)

S03:存亡の危機に立つ“世界でこの島だけのかたつむりたち”
久保弘文(琉球大・風樹館)

S04:湧水に育まれる渓流型アカボシタツナミソウ ― やんばるとは異なる進化の舞台
傳田哲郎(琉球大・理学部)

S05:沖縄南部に残存する両生類・爬虫類の地域個体群について
城間大輝(琉球大・院理工)・富永篤(琉球大・教育)

S06:地域の生物多様性増進について
澤志泰正(環境省沖縄奄美自然環境事務所)

総合討論:沖縄島中南部の自然環境や野生動植物の保全のために我々に何ができるのか?
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ご関心のある方はぜひご予定いただければ幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

日本動物学会 九州支部 庶務 八木光晴(長崎大学)

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