講演会のご案内について((1) 90年前のニホンアシカの動画、(2) 北方四島と知床半島の自然)

内閣官房領土・主権対策企画調整室が運営している領土・主権展示館では(1)90年前に撮影された日本海の竹島のニホンアシカの動画が発見されたことに関する上映会・講演会、(2)北方四島と知床半島の自然に関する講演会を開催します。

1.「よみがえる90年前の竹島とアシカたち −1934(昭和9)年撮影の映画フィルム−」
https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/tenjikan/event/lecture_251114.html

(1)講演者:井上貴央 鳥取大学名誉教授

(2)日時:11月14日(金)14:00-15:10

(3)場所: 領土・主権展示館 ゲートウェイホール
[所在地]東京都千代田区霞が関3-8-1 虎ノ門ダイビルイースト1階

(4)申込方法(定員80名 先着順):
(1)講演会名(2)開催日 (3)参加者全員の氏名 (4)代表者の電話番号 を明記の上、 info@mtas.go.jp にメール送付。

(5)趣旨:昭和初期、竹島のアシカは、動物園などで飼育されて人気を博していました。昭和9年には大阪朝日新聞社が大阪市立動物園(現在の天王寺動物園)の獣医をともなって、竹島でのアシカ猟を10日間余りにわたって滞在取材を行いました。その際、大阪朝日新聞社の長谷川義一氏がカメラを持参するとともに、16ミリフィルムの映画を撮影し大阪市内で上映したことが記録されていますが、そのフィルムは行方不明になっていました。

今般、偶然にもこの16ミリフィルムの一部とみられるフィルムが見つかりました。このフィルムには、当時の隠岐の風景などをはじめ、竹島で行われていたアシカの捕獲や竹島の風景が鮮明に記録されていました。戦前の竹島でのアシカ猟の様子がわかる現時点では唯一の動画の記録であるこのフィルムについて、所蔵者である国立映画アーカイブの協力の下、日本国際問題研究所にてデジタルリマスター映像を制作しました。竹島のアシカを研究され、このフィルムを詳細に分析された井上貴央鳥取大学名誉教授に解説いただき、発見されたフィルムが語る当時の隠岐・竹島での人々の営みを読み解きます。

2. シンポジウム「北方四島・知床半島の自然 −オホーツク海流氷南限域の豊かな海−」
https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/tenjikan/event/lecture_251127.html

(1)登壇者: 大泰司紀之北海道大学名誉教授、小林万里東京農業大学教授外6名

(2)日時:11月27日(木)13:00-17:30

(3)場所: 領土・主権展示館 ゲートウェイホール
[所在地]東京都千代田区霞が関3-8-1 虎ノ門ダイビルイースト1階

(4)申込方法(定員80名 先着順):
(1)講演会名 (2)開催日 (3)参加者全員の氏名 (4)代表者の電話番号 を明記の上、 info@mtas.go.jp にメール送付。

(5)趣旨:知床半島から北方四島(国後島、択捉島、歯舞群島、色丹島)、ウルップ島に至るオホーツク海の流氷南限域は、世界で最も生物生産性と生物多様性の高い地域・海域の一つです。領土・主権展示館のリニューアル・拡張及び世界自然遺産「知床」登録20周年の機会に、専門家の方々に現在の自然の状況と最新の研究について一般の方向けにわかりやすくお話いただきます。

(6)プログラム概略
・開会挨拶(内閣官房領土・主権対策企画調整室)
・「海洋環境と水産資源」(発表者:北海道大学 山村織生准教授)
・「ヒグマ」(発表者:一般財団法人自然環境研究センター 小林喬子上席研究員)
・「陸の中小哺乳類特にコウモリ類」(発表者:東海大学 河合久仁子教授)
・「鯨類、アザラシ類」(発表者:東京農業大学 小林万里教授)
・「トド、ラッコ」(発表者:水産研究・教育機構 服部薫副部長)
・「オオワシ、オジロワシ」(発表者:東京農業大学 白木彩子准教授)
・「流氷南限域生態系の保全」(発表者:毎日新聞 本間浩昭記者)
・総合討論(モデレーター:大泰司紀之 北海道大学名誉教授、小林万里 東京農業大学教授)
・閉会挨拶(大泰司紀之 北海道大学名誉教授)

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